あの作曲家
バレエ音楽《白鳥の湖》
あの作曲家のバレエ音楽《自鳥の湖》は、彼が三十六歳のときに、はじめてバレエ音楽に取り組んだもので、彼は作曲にあたって、アダンの名作《ジゼル》や、その他のバレエ音楽などを、じつによく研究しながら筆をすすめていった。
このバレエは、中世ドイツの伝説をもととしたもので、あら筋は、ヒロインのオデット姫や、その他の娘たちは、悪魔によって白鳥の姿に変えられてしまうが、王子ジークフリートは、オデット姫に恋し、ロットバルトの魔力に打ち勝ち、彼の愛の力によって、オデットとその仲間の娘たちを人聞の姿に戻す、というものである。