ドリーブ 2
バレエ音楽《コッペリア》
スワニルダはコッペリウスの家に忍びこみ、恋敵のコッペリアの部屋をのぞくと、美しく静かな娘だとばかり思っていたコッペリアが、じつは自動人形であることがわかり、頭の良いスワニルダはただちに一計を案じ、さっそく人形の衣装をはぎとると自分の身につけ、たまたまそこへ忍んできたフランツをからかう。
結局、フランツもコッペリアがたんなる人形であることを知って驚き、二人はめでたく結ばれるというものである。
このバレエの初演は、一八七〇年の五月二十五日に行なわれ、スリラーまがいの物語、巧妙な振付けとドリーブならではの優雅で華麗な音楽を、パリの観客は喜んで迎えたのだった。