日本経済の国際化新時代
輸入品は安くなり、輸出品は外国にとって高くなります。
同じことは賃金についてもいえるでしょう。
日本の賃金は、ドル換算すると非常に高くなっていくことになります。
製造業では日本の賃金は、すでにドイツを抜き、1986年にはついにアメリカをも抜いています。
韓国は一時、日本の3分の1ぐらいまで追いついていましたが、円高によってまた差が開き、86年の統計では8分の1ぐらいになっています。
そのうえ、日本は地価がべらぼうに高いのです。
日本の土地の平均価格に日本全土の面積を掛け、同じことをアメリカについてもやってみると、日本はアメリカの4倍ぐらいになるのだそうです。
アメリカの土地の広さは日本の25倍ほどあります。
それの4倍ということは、単位面積当たり100倍の地価ということになります。
さらに問題は、日本の税金制度です。
最近、直間比率、つまり直接税と間接税の比率が問題になってきていますが、他の先進国と比べると、日本は所得税や法人税のような直接税の割合がずば抜けて高いのです。
企業にとっては大変です。
こうして、土地は高い、税金も高い、それに最近は賃金も世界一ということになると、日本でモノを造るとますます高くつくようになります。